2023年4月8日 春の大祭 宮司講話

2023年4月8日 春の大祭 宮司講話

幣殿での宮司挨拶
神様に真心を捧げられるようになりたい

 大祭のご参拝、ご苦労様でした。お祭りはつねに緊張しますが、やはり大祭は格別に緊張しますので、お仕えし終わって、まずはほっとしているというのが本当に正直なところでございます。
 神様のお祭りでは、このようにお食事を捧げ奉り、祝詞を唱えて捧げ奉り、また玉串を捧げ奉ります。しかし、教祖であるお代様のご著書にもあるように、本当に大事なことは、私たちの清らかな真心をお捧げすることです。しかしながら、その清らかな真心とはなんなのでしょう。初代宮司様が大神様から賜った『十五条の御神訓』によれば、それは人、自然、霊を偏りなくあまねく愛する心であると思うんですね。
 ところが、自分自身を振り返ってみますと、私は身近な人をきちんと愛することさえなかなかできない、本当に小さな者です。『御神訓』に説かれている偏らない愛というものは、私などにとっては本当に途方もないものです。
 しかし、大神様の御教えですから、次の秋の大祭、また明くる年の春の大祭で、少しでも自分の心の汚れを取り除いて、清らかな真心に近づいて、その心を神様にお捧げできるように、また明日から、いえ今日から、一から精進させていただこうと思っております。
 それでは、皆さんありがとうございました。