三通りの瞑想の実習
権宮司様
それでは、よろしくお願いします。
前回は超作の話をしたわけですが、今日は瞑想についての話をします。 最初に三通りの簡単な瞑想をして、そこから話を起こしていきましょう。
超作と瞑想の違いと、超作と瞑想が補い合うということとを中心に話をしますが、それと同時に、心の本来のあり方ということについて述べた上で、その心のあり方と瞑想の関係についても話をしようと思います。
最初の瞑想はどれも簡単です。 それぞれ一分ずつぐらいしかしません。 なぜなら、今は瞑想を訓練するのではなくて、その瞑想から話を起こすためなのですから。 まずは背中を自然に真っ直ぐにして、足は組まなくてもかまいません。 とにかく身体を楽にして、椅子に座っている人なら体重がイスの上の、正座している人なら体重が床の自然なところに重心がかかるようにしてください。
まず、しばらくの間、心を落ち着かせます。
最初の瞑想です。 呼吸を整えて、呼吸を特にコントロールしないで、自然な呼吸をしてください。 その呼吸をよく意識して観察します。 観察するというのは、目で観察するのではないのです。 感じ取るわけですね。 呼吸をよく意識化する。 呼吸に伴って空気が鼻から肺に流れ込んでいく、あるいは呼吸に伴ってお腹や胸が膨らんだりあるいは縮んだりしますね。 そのような呼吸そのものをよく意識してください。 霊的な呼吸ではなくて、肉体・身体の呼吸を意識するのです。 よく意識して、常に意識化して、それで一分ぐらい過ごします。 これが第一の瞑想です。(実習)
二番目の瞑想に行きます。 最初の瞑想では呼吸を観察して観ていたわけですけれども、この「観る」というのを止めて、自分が呼吸そのものになりきります。 初めの瞑想では呼吸をしている肉体を観ていたのですが、今度は呼吸している肉体そのものになってしまう、そういう瞑想をしていただきます。 呼吸は特にコントロールしなくていいですよ。 ごく普通の呼吸をしていてください。 これをしばらくしてみましょう。(実習)
三番目の瞑想では、呼吸をしている肉体を忘れて、心だけになる。 この身体を忘れて、身体と心を切り離して、心だけになる。 そういうふうに精神統一してみましょう。(実習)
はい、いいですよ。 瞑想はこれで終わりです。
この三つの瞑想を、違う瞑想だなと自分で実感できる人はそれなりに瞑想ができている人といっていいでしょう。 この三つに何か違いがあったのかなぁ、という人は、まだあまり瞑想ができてない。最初の瞑想では、身体を実線、心を点線で表すと、心が身体を、心の外にあるものとして、対象物として、観ているのですね。二番目の瞑想はどういうことをしたかというと、今は呼吸が身体を代表していますので、その身体の中に心が入り込んで、心が身体と一体化しているという瞑想ですね。三番目は、心が身体を置いて離れていく、そういう瞑想なわけです。
以下省略
